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グリア病態からセノインフラメーションへ発展する概念に基づく認知症発症機序の早期検出と制御

Description: (1)認知症の本質は、炎症と細胞老化の連関である「セノインフラメーション」を通じて、脳を内外の危険から防ぐグリア細胞などの「守護者」が「破壊者」に変わり、病的なタンパク質凝集を誘発するとともに、神経機能に障害をもたらすことにあると考えられる。この「脳内セノインフラメーション」の仕組みを解明し、その過程を左右する鍵分子を同定する研究開発を推進する。鍵分子を微量な体液で迅速・安価に計測するシステムで認知症を超早期から検出し、高性能で普及性の高い画像装置で鍵分子を見ながら制御する次世代診療ワークフローの実現を目指す。これらの目標を達成するため、代表グループは分担者・協力者間の情報共有・意見交換・サンプルおよびデータ共有と交換、人材交流を促進する。また、産学連携ならびに多施設連携研究開発のマネジメントを統括・支援する。さらに研究成果を学術コミュニティひいては社会に発信し、成果の社会実装の素地となる啓蒙を果たす。 (2)2022年に実用化を果たした頭部専用PETの検出器などを改良し、高感度・高分解能・省スペースの次世代機を開発する。並行して、脳内タンパク質沈着・脳内炎症・細胞老化の三つ巴を実体とする脳内セノインフラメーションの鍵分子を可視化し制御するPETトレーサーと治療薬を、セラノスティクスの手法を主体として作出する。特に酸化ストレスやグリア活性の変化、老化細胞のSASPなどに関連する因子に着目し、病態解明と診断・治療法開発を一体となった形で推進する。これらの技術を駆使して、認知症病態の基盤となる脳内セノインフラメーションの推移を、モデル動物ひいてはヒトのマルチモーダルイメージングにより明らかにし、認知症の超早期診断や治療制御を実現する。
Funding type: research
Funder scheme: ムーンショット型研究開発等事業
Start date: 2024-11-01
End date: 2027-10-31
Investigator: 樋口真人
Institution: 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
Funded outputs count: 4
Funder award ID: 25zf0127012h0002
OpenAlex ID: G730219668
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