Year: 1970
Type: article
Abstract: 床皮より回収したコラーゲン繊維をカラム法によるタンニン除去剤として利用することを目的としてコラーゲン繊維およびこれに改修を施したメチル化コラーゲン繊維,クロム•コラーゲン繊維のpHによる膨潤度,カラムに充填したときの流出速度,タンニンの吸着除去量および吸着速度を比較した.結果を要約すると以下のごとくである.1. 膨潤度はメチル化コラーゲン繊維が最大でついでコラーゲン繊維>クロム•ロラーゲン繊維の順に小さい.コラーゲン繊維の膨潤度はpHにより著しく異なりpH4-5で最少となるが,これにくらベクロム•コラーゲン繊維の膨潤度のpHによる変化は小さい.これらの膨潤度の差異はカラムに充填した場合の流出速度に影響し,クロム•コラーゲン繊維>コラーゲン繊維>メチル化コラーゲン繊維の順に流出速度が小さくなる.2. カラム充填物としてタンニンを除去する場合クロムコラーゲン繊維のタンニン吸着量が最大で,各繊維のタンニンの吸着能の比はコラーゲン繊維:メチル化コラーゲン繊維:クロム•コラーゲン繊維=2:3:5であった.3. カラム法でタンニンを完全に吸着除去するために必要な充填繊維とタンニン溶液との接触時間,すなわちカラムの通過時間はpH4.2の場合コラーゲン繊維:8分間,メチルコラーゲン繊維:6分間,クロム•コラーゲン繊維:5分間でありクロム•コラーゲン繊維のタンニン吸着速度が速いことが認められた.これらの結果からタンニンとの親和性はクロム•コラーゲン繊維>メチル化コラーゲン繊維>コラーゲン繊維の順に低下することが明らかになった.
Source: Nihon Chikusan Gakkaiho
Authors: Kunio SHIRAI, Hiroshi OKAMURA, Akira KAWAMURA
Institution: Tokyo University of Agriculture and Technology
Language: English
Subfield: Biomaterials
Field: Materials Science
Domain: Physical Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W2322979313
