Work

Essential material of the March 31, 2000 eruption of Usu Volcano: Implication for the mechanism of the phreatomagmatic eruption.

Year: 2001
Type: article
Abstract: 有珠火山2000年噴火では山麓でマグマ水蒸気爆発/水蒸気爆発が繰り返し起こった.その中で,特に3月31日に起こった最初の爆発が最大かつ最も重要なイベントであった.そこで,このときの噴出物に特に着目して岩石学的・地球化学的分析を行なった.そして,雑多な構成物からなるマグマ水蒸気爆発の噴出物の中から「本質物質」を見つけだすとともに,噴火のメカニズムに関する考察を行なった. まず,3月31日の噴出物の中には最大粒径2cm程度の軽石(Us-2000pm)が含まれていた.この軽石は,非常に新鮮であること,磁鉄鉱斑晶の化学組成が以前噴出した軽石のものとは異なること等から判断して,今回活動したマグマに由来する本質物質である.次に,3月31日火山灰の中には,多数の微結晶と球状気泡で特徴付けられる新鮮な火山ガラス(Us-2000g)がおよそ半分含まれていた.その岩石学的特徴がUs-2000pmと一致することから,この火山ガラスも本質物質である. 3月31日のマグマ水蒸気噴火は,(1) およそ半分に達する多量のマグマ物質が噴出物中に含まれていたこと, (2) 真っ黒な噴煙が継続的に高空まで噴き上がっていたこと,(3) マグマが地下水に接触するよりも深いところで既に破砕が始まっていたと考えられること,などから,水蒸気プリニー式噴火であった可能性がある. 2000年噴出物とこれまでの噴出物とを比較することにより,2000年に活動したマグマの位置付けについても考察した.斜長石斑晶のzoning profile,酸素同位体比などから判断して,2000年マグマも1663年以来一連のマグマによってもたらされたと考えられる.
Language: English
Subfield: Geophysics
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W2324754028
FWCI: 1.626
Cites: 9
Cited by: 15
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