Year: 1991
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 肺癌で, 上大静脈症候群は重篤な病態としてよく知られているが, 下大静脈 (IVC) の閉塞をきたすことは稀とされている. 最近我々は, IVC狭窄をきたした肺癌, 4症例を経験した. これらの症例で, IVC侵襲の経路と診断方法について検討した. 進展経路は, 次の3つが考えられた. 4例中2例は腫瘍が縦隔へ直接浸潤し, 右房を圧迫して, IVCをSVCと同時に狭窄していた. 1例では, 腹部臓器 (肝・右副腎) への転移によってIVC狭窄を生じていた. もう1例では, 右S10の原発巣が横隔膜部のIVCへ直接浸潤し狭窄を生じていた. IVC狭窄の主な臨床所見は, 下肢の浮腫・腹水などであるが, 特異的ではなく, 見逃される可能性があり, 診断に注意が必要であった. 進行した肺癌症例が4例中3例であり, 診断には超音波検査・CT・MRIなどの非侵襲的方法が有用であった. 中でもベッドサイドで施行可能な超音波検査が特に有用であった.
Source: Haigan
Institution: Juntendo University
Language: English
Subfield: Surgery
Field: Medicine
Domain: Health Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W2335497797
