Year: 1955
Type: article
Abstract: 著者等は先に電荷の異る蓚酸クロム錯イオンの電気クロマトグラフによる分離について報告した.本報告はこの分析方法がクロム核内の酸根の種類を変えた場合,またアルカリ添加によってある程度オール化を起した場合等にも適用し得るや否やを検討し,以下述べる様な結果を得たのでここに報告する.蓚酸クロムで確立した電気クロマトグラフによるクロム錯イオンの電荷分布分析法が核内にSO4-2, SCN-, NH3 等を含む場合,またアルカリ添加時,加熱時等のクロムにも拡大適用し得る事を認めた.次いでこの方法を各種中性塩と処理した過塩素酸クロム液,また重クロム酸塩をグルコース,メタノール, グリセリン,エチレングリコール,チオ硫酸ナトリウム等で還元した液等に適用し,添加中性塩の種類によって生成するクロム錯イオンの電荷が非常に異る事,また重クロム酸塩を還元する場合も還元剤の種類によって生成するクロム(III)錯イオンの電荷は一様でなく,グルコース,メタノール還元液は他の還元液(グリセリン,エチレングリコール,チオ硫酸ナトリウム)に見られない[Cr錯]1+に相当するイオンを含む事を認めた.著者等は先に電気クロマトグラフが電荷の異るクロム錯イオンの定性分析に有効なる事を報告した. 本研究においては前同様蔭酸クロム化合物を対象として錯イオンを陰,陽,非解離の3種に分ける定量化を試み更にここに確立された方法をアルカリ添加や加熱を行ったクロム,また一般クロム還元液等に応用し,次に示すような結果を得たのでここに報告する.
Source: BUNSEKI KAGAKU
Authors: AKIRA KAWAMURA, HIROSHI OKAMURA
Institution: Tokyo University of Agriculture and Technology
Language: English
Subfield: Spectroscopy
Field: Chemistry
Domain: Physical Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W420198928
