Year: 2022
Type: article
Study design: Observational Study
Abstract: 本稿では,マラウイで実施されている農業投入財補助金政策と社会的現金給付政策に注目し,農村世帯が十分な量のトウモロコシを消費するには,トウモロコシ生産量または購入量のどちらを優先して増やすべきかについて検討した。多くの農村世帯がトウモロコシの自家生産による不足を購入によって賄っているが,購入によっても不足するトウモロコシ消費量を賄うことができない状況にある。このような状況下で,多くの農民はトウモロコシ購入を容易にする現金給付政策ではなく,トウモロコシ生産増につながる投入財補助金政策を望んでいた。しかし調査世帯のトウモロコシ生産・消費と所得の特徴を詳細に検討した結果からは,トウモロコシ生産量を増やすだけではなく,個々の世帯の特徴に応じて購入量を増やすための支援も,12ヶ月分のトウモロコシを十分に確保するには必要であることが示された。合わせて農民が現金を確実に蓄え,現金を必要とするときに使用できるよう,社会的現金給付政策の施行方法の工夫も必要である。本研究を通して,マラウイ農村における貧困と食料不足の問題を考える上では,生産面または購入面どちらか一方のみを捉えて考えるのではなく,両側面を考慮した農業・農村開発協力を模索することが大切であることが示された。
Source: Journal of African Studies
Author: Hiroko GONO
Institution: Tokyo University of Agriculture
Language: English
Subfield: Soil Science
Domain: Life Sciences
SDGs: Zero hunger, No poverty
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4379933287
