A New Viewpoint of the River Bed Gravels as Teaching Materials―in the Case of the “hii River” Running Through Granitic Rock Area―
Year: 1993
Type: article
Abstract: 「上流の礫は角ばっており、下流の礫は丸い。」という考え方は、日本人の脳裏に深く刻みつけられた概念である。しかし、実際の河床を観察すると、種々の円磨度や球形度を示す礫が混在し、学習者や指導者の戸惑いの原因となっている。日本の河川は流路延長が短く、その縦断曲線も屈曲して勾配が大きく、急流河川の性格を強く持っている。従って、日本の河川は大陸の河川の上流部分のみに相当すると指摘されている。このような日本の河川の特質を考慮した河床礫の教材化の視点を探るため、島根県出雲地方の主として花崗岩地帯を流れる斐伊川を例として取り上げ、河床堆積物としての礫の特質を探った。その結果、次の点が明らかとなった。(1)礫の円磨度や球形度は上流から下流へと単純には高くならないで、岩石の外形は、その特徴を下流まで残している。礫の形状を支配する最大の要因は、節理系やせん断面などの基本構造である。(2)斐伊川流域の中生代火山岩類や玄武岩のように礫としての特徴が明瞭であり、供給地が限定される場合には、礫の形状変化を追求しやすい。このような礫に着目し、教材化を図る必要がある。(3)花崗岩類の礫の形状は、粒度、組織、造岩鉱物、構造等の多様性を反映して複雑である。花崗岩類の河床堆積物としての特質を明らかにするには、砂の扱いが重要となる。
Authors: Akinori HADA, Kazuhiro OSA
Institutions: Shimane University, University of Shimane
Language: English
Subfield: Earth-Surface Processes
Field: Earth and Planetary Sciences
Domain: Physical Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4381187667
