Year: 2024
Type: article
Abstract: 本報告は,レジリエント・シティーズ・ネットワークに加盟する世界各地の48都市の適応力向上戦略文書を調査し,各都市が潮位上昇をどのようにとらえ,いかなる対策を海岸に講じようとしているのか整理し把握することを目的とした。潮位上昇に対する各都市の懸念は,浸水,海岸の侵食,地先要素の縮小,潮汐による内陸部の洪水,塩水の侵入,海岸開発との葛藤という6領域にわたっていた。その対策については,湿地帯など自然基盤を活用する都市や,多主体連携で対策にあたる都市が相当数あった一方,地域特性や進捗状況に差があることもわかった。さらに,海とのつながりを保つ対策には,海岸に対する接近性を高めて海とのつながりを人が実感できるようにする,海岸の価値を高めて都市と海とのつながりを強化する,沿岸生態系の保全という視点から陸と海とのつながりを保全するという3つの方向性,および挑戦的な対策をつくる過程とが認められた。今回把握された内容を初期段階の骨子とし,未把握の具体計画とその後の経緯,未加盟の都市について調査を進めていくことが今後の課題とされた。
Author: Shuichi Murakami
Institution: University of Shiga Prefecture
Language: English
Subfield: Management, Monitoring, Policy and Law
Field: Environmental Science
Domain: Physical Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4402347210
