Year: 2024
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 今回我々は,RhD陰性患者にRhD陰性製剤の輸血を実施していたにもかかわらず,抗Dが検出された症例を経験した.日本赤十字社東北ブロック血液センターに使用製剤の遺伝子解析を依頼した結果,直近に輸血した製剤のドナーにDEL型に特徴的なRhD遺伝子変異(c.1227G>A)を認めた.輸血以外に抗Dを産生する要因が否定的であることからDEL型の赤血球輸血が抗Dの産生に関与したと推察された.本症例は臨床上,明らかな溶血所見は認めなかった.DEL型の免疫原性は低いと考えられるが,DEL型製剤の輸血が抗D産生に関与したとする報告が散見される.そのため,RhD陰性妊婦における胎児新生児溶血性疾患の防止や抗D保有者の溶血性輸血反応の予防のために可能な限りDEL型製剤の輸血を回避する必要があると考えられた.また,DEL型はC抗原を併せ持つことも知られているため,これらの患者にはD及びC抗原陰性の製剤を用いることが,安全な輸血とコストや需給バランスの面からも合理的な製剤選択と考える.
DOI: 10.3925/jjtc.70.542
Authors: Yuki Chiba, Akiko Matsuhashi, Mana Kumeta, Ryuji Shirai, Keiko Onodera, Toshihiro Ohura
Institution: Sendai City Hospital
Language: English
Topic: Blood groups and transfusion
Subfield: Hematology
Field: Medicine
Domain: Health Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4403715505
