Year: 2024
Type: article
Abstract: 再生セルロースにTEMPO触媒酸化を適用すると,水溶性高分子であるセロウロン酸(β-1,4-グルクロナン)が得られる.セロウロン酸は有機化学的な手法により人工的に得られた高分子で,天然における類似多糖の報告例は殆どないにも関わらず,天然酸性多糖と同程度の高い生分解性を有している.我々は,セロウロン酸分解能をもつ細菌類を土壌から単離し,その中のひとつBrevundimonas sp. SH203株から,セロウロン酸分解酵素を精製した.精製した分解酵素は,セルラーゼのような加水分解酵素ではなく,β脱離反応による多糖分解を触媒する多糖リアーゼであった.本菌が有する2種類のβ-1,4-セロウロン酸リアーゼ(β-1,4-グルクロナンリアーゼ)CUL-IとCUL-IIは,セロウロン酸へ高い基質特異性をもち,それぞれエンド型とエキソ型の分解様式で,協調的にセロウロン酸を単糖にまで分解した.本菌のゲノム情報を解析し,これら酵素群をコードする遺伝子を同定したところ,CUL-Iは既知の多糖リアーゼ群との相同性が低いことが分かり,新規多糖リアーゼファミリーPL38として登録された.
Source: Bulletin of Applied Glycoscience
DOI: 10.5458/bag.14.3_170
Authors: Masako Kikuchi, Naotake Konno, Tomohiro Suzuki, Naoto Habu
Institutions: Utsunomiya University, University of the Ryukyus
Language: English
Subfield: Biotechnology
Domain: Life Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4405273022
