Development of a Novel Visualizing Method for Sunscreen on the Skin Using Mass Spectrometry Imaging
Year: 2024
Type: article
Abstract: 日やけ止めは,さまざまな有機成分を組み合わせて製剤開発が行われ,これら成分の肌上塗膜における分布は,最終的な紫外線防御機能に大きな影響を与える。このため,日やけ止めの機能性を正確に議論するためには,塗膜に含まれる各成分の位置情報を「可視化」できる分析技術が重要となる。しかしながら,既存の可視化手法では,肌上塗膜の評価が困難であり,実使用に則した塗膜評価が行えない。そこでわれわれは,肌上塗膜の構造を可視化できる手法として,貫通孔ポーラスアルミナ薄膜と質量分析イメージング法を用いた評価手法を考案した。本手法では,肌上から塗膜を採取でき,配合成分を正確にイメージング評価することができる。また,イメージング像における「紫外線吸収剤の未検出領域」に着目することで塗膜が有する紫外線防御機能を推測できることがわかった。さらに,複数の製剤を評価したところ,紫外線吸収剤の総配合量が他製剤より少ない場合であっても,これらの成分が肌上で均一に分布するように処方設計することで,高い紫外線防御機能を発揮できる可能性が示された。本手法は,肌上に存在する日やけ止め塗膜を可視化することを可能とし,製剤開発や塗膜の微細構造を評価する有用なツールであることが示された。
DOI: 10.5107/sccj.58.367
Language: English
Subfield: Spectroscopy
Field: Chemistry
Domain: Physical Sciences
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W4405588538
