Fundamental Research for the Development of a New Periodontal Treatment Focused on the Regulation of Gingival Epithelial Barrier Function
Year: 2024
Type: article
Abstract: 超高齢社会において,歯周炎の予防および重症化の抑制は,口腔機能の維持や全身疾患リスクの低減に寄与し,健康寿命の延伸に直結する。高齢者の特性(身体機能や認知機能の低下)により,セルフケアが困難であることや,昨今問題視される抗生剤耐性菌増加の現状を鑑みると,細菌をターゲットとする従来のアプローチのみならず,宿主側に働きかける新たな予防・治療戦略の開発が急務である。生体の最外層に位置する上皮は,外来の病原微生物や化学的・物理的刺激に対するバリアとして,生体防御の第一線を担う。上皮バリアの機能低下や破綻は,病原因子の宿主への侵入を助長し,歯周炎を含む感染症や炎症性疾患の発症および重症化に深く関与する。そのため,歯肉上皮のバリア機能を維持・強化することは,歯周炎の予防および重症化の抑制における有効な宿主側へのアプローチと考えられる。本総説では,歯肉上皮細胞のバリア機能に関する学術的背景や研究知見を中心に,歯肉上皮バリア機能の制御による歯周炎予防・重症化抑制の可能性について概説する。
Source: 日本歯周病学会会誌
DOI: 10.2329/perio.66.131
Author: Naoki Takahashi
Institution: Niigata University
Language: English
Subfield: Periodontics
Field: Dentistry
Domain: Health Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4405811480
