Year: 2025
Type: article
Abstract: 小児集中治療医学分野では,患者の不均一性,希少性,意思決定能力,成長発達の考慮,代諾者を介することなどによる倫理的制約,さらに研究助成金を含む研究リソースやサポート不足などを理由として,新生児あるいは成人集中治療領域に比べ質の高い研究の実施低迷が指摘されてきた。そして,小児集中治療医自身の研究に対してのマインドセットもまた,大きく影響をしているとされる。分野萌芽期以降,知識や経験の伝達,共有に教育や研究の価値の重心が置かれ,新たな知識の創造はマイナーな活動となってきた。医師自身も専門家として,学術的活動を「標準診療の一部」と認識し,同分野の学術的成熟へ寄与することに価値の一部を移行すべきである。今後の小児集中治療医学研究の可能性を,データ利活用と人工知能,多施設や国際共同研究の実践,そして持続可能な医療を念頭に置いた課題立案における課題とその解決策を中心に記述する。
DOI: 10.3918/jsicm.31_616
Author: Atsushi Kawaguchi
Institution: St. Marianna University School of Medicine
Language: English
Field: Medicine
Domain: Health Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4409490927
