Year: 2025
Type: article
Abstract: 本研究では、東京都渋谷区の玉川上水旧水路緑道内を活用した「仮設FARM」を対象として、公有地を活用した農的空間の実現手法を、運営面と空間面から分析を行った。結果として、運営面では、渋谷区では緑道再整備の計画段階から市民との意見交換を積極的に継続して行うことで、市民の意見を汲み取り、計画に反映しながら農的空間の導入を決定したことが明らかになった。運営面では、市民が主体となり、区職員・協力企業のサポートによって円滑に日々の運営が進められていた。また、市民が活動に参加できる機会が設けられ、全ての市民が利益を享受できる工夫が見られた。空間面では、鍵の有無や高さの異なる多様なプランターの効果的な使い分けが行われており、私的利用と公共性の両立を行っていることが確認できた。その他、プランターを目隠しとして利用し、近隣のプライバシーを保護したり、仮設FARMの各種SNS情報を目につく位置に掲載したりなど、公共空間ならではと言える周辺住民への配慮が見られた。
Authors: Moe Sekine, Kenjiro Matsuura, Jingmei He
Institution: Chiba University
Language: English
Subfield: Plant Science
Domain: Life Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4409755391
