Year: 2025
Type: article
Abstract: 本研究は、川越一番街歴史地区の事例として、歴史的地区の保存と観光開発の過程と実態を把握し、観光開発に対する老舗商店の実際の対応を明らかにすることを目的とする。調査を通じて、老舗店の観光開発に対する対応や意識には、いくつかのパターンがあることが明らかになった。具体的には、①老舗商店が歴史的に扱ってきた商品やサービスを大きく転換しなくても観光客の来訪目的や消費行動に適合できる店舗パターン、②観光客向けに商品やサービスを拡張しやすいパターン、③観光客との接点が少なく、商品やサービスを観光客向けに転換することが難しいパターンである。①や②のタイプは積極的に観光客向けの対応を行っているが、それぞれの老舗としての拘りを大切にしている。③は、経営上は観光客に依存しないビジネスモデルで生き残りを図っているが、背景には観光客向けの店舗に転換したくない店主の意向もある。
Authors: Ryo Nishikawa, Feiran Chen
Institution: Rikkyo University
Language: English
Subfield: Sociology and Political Science
Field: Social Sciences
Domain: Social Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4409755515
