Work

Two Cases of Foreign Bodies in the Hypopharynx and Esophagus Leading to Abscess Formation

Year: 2025
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 今回われわれは精神疾患・神経疾患を有し,診断に遅れが生じたために膿瘍形成に至った下咽頭・食道異物の2症例を経験した。症例1は40歳女性で統合失調症,精神遅滞の既往を有していた。嚥下痛を主訴に複数の医療機関を受診も診断に至らず,発症6日後にCTにて食道異物および膿瘍と診断され,当院緊急受診となった。同日,経口的異物摘出術および頸部膿瘍切開排膿術を施行され,嚥下訓練を経て51日後に退院した。症例2は75歳男性で未治療の認知症を有していた。鯛の煮付けを摂食後から左頸部痛が出現するも診断に至らず,発症5日目のCTで腔外異物の診断で当院転院となった。同日,経口的に膿瘍切開排膿術および異物摘出術を行い,嚥下リハビリ目的で転院となった。神経疾患・精神疾患を有する症例においては訴えが明確でないことも多く,経験した2症例においては早期に適切な診断がなされていれば膿瘍形成や長期入院を回避できた可能性もある。精神・神経疾患症例の嚥下痛,頸部痛を診断する際は上記患者において初診医は異物も鑑別疾患とすること,患者家族には異物の原因となるような食事内容を避けるといった啓発が再発防止に有用であると考えられた。
Language: English
Field: Medicine
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4411136718
FWCI:
Cites: 7
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