Work

The significance of PAI-1 expression in chronic diseases: from metabolic syndrome, emotional stress and chronic kidney disease to aging

Year: 2025
Type: article
Abstract: 線溶抑制因子(plasminogen activator inhibitor-1: PAI-1)は,血栓症の原因となるだけでなく,細胞外マトリクスの代謝を抑制し,組織線維化を促進する.ホルモン,炎症関連シグナル,活性酸素によって誘導され,慢性炎症を伴う疾患において重要な役割を果たす.メタボリック症候群や慢性的ストレスは,脂肪融解に伴う遊離脂肪酸の増加を介して炎症性アディポカインを増加させ,慢性炎症とPAI-1の産生を促進し,血栓傾向を高める.慢性腎臓病において,PAI-1はレニン-アンギオテンシン系の活性化や尿毒素の蓄積によって誘導され,疾患の進行を促進し,血栓傾向と心血管病の発症・増悪に関与する.老化においてPAI-1は老化関連分泌現象(Senescence-associated Secretory Phenotype: SASP)因子の一つであり,バイオマーカーおよび治療標的として注目されている.早期老化モデルklothoマウスではPAI-1の増加が老化の病態の悪化と関連し,その抑制により症状の改善が確認されている.慢性炎症によるPAI-1の増加が血栓傾向や線維化を促進し,個体の老化を加速させる可能性があり,その制御は健康寿命の延伸につながると考えられる.
Language: English
Subfield: Hematology
Field: Medicine
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4411443459
FWCI:
Cites: 36
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