Distribution Characteristics and Population Maintenance Mechanism of the Shrub, Berberis sieboldii Growing in Spring-fed Wetlands
Year: 2025
Type: article
Abstract: 湧水湿地という過湿な環境で生育するヘビノボラズの個体群維持機構を明らかにするため,ヘビノボラズの分布,幹の発生や生存について2017年~2020年にかけて岐阜県土岐市の北畑池湿地で調査した。前生幹(2016年調査区設定時に生育していた幹)は不連続に分布しており,木本植物の被覆率が高い部分ほど密度が高かった。調査区全体での前生幹,実生,萌芽を合わせた全幹本数は2017年の748本から4年間で114本(15.2%)減少し,特に前生幹は2017年の608本から4年間で241本(39.6%)減少した。一方で,調査区全体での実生あるいは萌芽で新規に発生した幹本数は2017年の140本から127本(90.7%)増加した。前生幹,実生,萌芽を合わせた全幹本数に占める本数割合は,各調査年とも実生に比較して萌芽の方が高く,また年々増加していた。また,生存率は萌芽の方が実生より有意に高く,成長も実生に比べて萌芽の方が明らかに速かった。以上の結果より,ヘビノボラズは萌芽により幹本数の減少を補填することで湧水湿地において個体群を存続させていることが明らかとなった。
Source: 日本林學會誌
DOI: 10.4005/jjfs.107.71
Authors: Nao Yoshida, Moeka Inishi, Kengo Nishio, Mutsuki Higo
Institution: Gifu University
Language: English
Subfield: Plant Science
Domain: Life Sciences
SDG: Life on land
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4411768480
