Year: 2025
Type: article
Abstract: 近年,保存処理木材には高い寸法精度と安定した保存処理品質が求められている。そこで本研究では深浸潤処理法のための新規薬剤「モクボーHP」を開発し,その性能評価を行った。インサイジングしたヒノキ,ベイマツ,オウシュウアカマツ集成材を対象に,「モクボーHP」希釈液(有効成分 : ヘキサコナゾールとして0.37%,ペルメトリンとして0.43%)を動力噴霧器を用いて,0.5MPaの圧力で試験体の材面4面に吹付処理した。その結果,一定の付着量(400g/m2以上)を確保することで,AQ認証基準を満たす浸潤度が得られることが確認された。また吸収量分布の測定により,2種類の有効成分(ヘキサコナゾールとペルメトリン)が同等の比率で浸透していることが示された。さらに,防腐・防蟻性能についてJIS K 1571 : 2010に準拠した室内試験および野外試験を実施した。室内防腐試験ではヘキサコナゾールの吸収量が0.11kg/m3以上でオオウズラタケおよびカワラタケによる質量減少率が0%となり,室内防蟻性能試験ではペルメトリンの吸収量が0.12kg/m3以上でイエシロアリによる質量減少率が0%となることが確認された。野外試験・ファンガスセラー試験においてもこれらの吸収量でJIS K 1571 : 2010に規定される性能基準を満たすことができた。以上の結果から,「モクボーHP」は表面処理用(油溶性)-深浸潤用木材保存剤として十分な性能を持つことが示された。
Source: MOKUZAI HOZON (Wood Protection)
DOI: 10.5990/jwpa.51.116
Authors: Shota NISHIZAWA, Keita MIYASHITA, Genjiro ASAI, Nobuyuki ISHINO, Yuichi AKAHORI
Institution: Dainihon WOOD Preserving Co., Ltd. (Japan)
Language: English
Subfield: Building and Construction
Field: Engineering
Domain: Physical Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4412799440
