Publicly invited collaborative research at Kindai University nuclear reactor
Year: 2025
Type: article
Abstract: 中国文明・インダス文明・メソポタミア文明・エジプト文明は,古代大河流域で発展した文明で「世界四大文明」として有名である。特にエジプト文明と言えば,ピラミッドやミイラ,クレオパトラやツタンカーメンと思い浮かぶことも多く,またその壮大さ,出土されたきらびやかな装飾品の数々については,報道や映像などにて目にすることも多く,発掘・考古学の言葉とともに印象深く残る。そのなか古代エジプト考古学を専門する研究者と接し,「ファイアンス」の存在を知り,この古代エジプトで創作された「青の秘宝」に関心を深めた。またこのファイアンスは,今日のヨーロッパ陶器のファイアンスとは異なり,古代のファイアンスはガラスに似た物質であり,今日では失われてしまったもので,その製作技法の復元にも研究を要するものと聞く。そこで素材の構成元素の存在度(含有比)を分析し,基本となる科学的データの収集の検討を考えた。そのために利便性に優れた近畿大学原子力研究所所有のUTR-KINKI原子炉を用い,熱中性子放射化法による生成核種からの放出γ線を,高純度ゲルマニウム半導体検出器を用いたγ線スペクトル分析から核種の同定と定量化を行い,それらの分布状態から特徴性を分析した。本来は,科学的データ収集の可能性について検討するのみの試行的な実験研究の予定であったが,十余年にわたる長期の研究となった。今回はこれまでの成果を報告するものである。
Author: Shigeo Yoshida
Institution: Tokai University
Language: English
Subfield: Archeology
Field: Arts and Humanities
Domain: Social Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4413235916
