Work

A Study on Changes in Bread and its Background in the Shoa Region of Ethiopia in the Mid-Nineteenth Century

Year: 2025
Type: article
Abstract: 現在のエチオピアの中央部はかつてショア地方と呼ばれていた。19世紀末に同地方出身のキリスト教徒であったメネリク2世(在位1889~1913年)がエチオピア帝国の皇帝となった。そして20世紀にショア地方のキリスト教徒の食文化を基盤として、エチオピアの国民料理が形成された。先行研究では、19世紀におけるショア地方のキリスト教徒の食文化の変化については十分な研究が行われてこなかった。本稿では、19世紀中葉のショア地方において、それまで民衆の食べ物と見なされていたテフ(Eragrostis tef)のパンケーキを王族・貴族も食べるようになるという変化が見られたこと、このような変化は、テウォドロス2世(在位1855~1868年)のショア地方征服後、彼の宮廷で10年間の捕囚生活を送ったメネリク2世が、王族・貴族もテフ粉のパンケーキを食べるという食文化をショア地方にもたらした結果であった可能性が高いこと、このような変化を経て、1870年代後半までに、テフを主原料とする液状生地でつくられるパンケーキが、小麦粉パンのダッボと並んでショア地方を代表するパンとして認識されるようになったことを明らかにした。
Language: English
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4414397374
FWCI: 4.02
Cites: 6
Cited by: 1
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