Year: 2024
Type: article
Abstract: 植物の体表には気孔と呼ばれる穴が無数に存在し,光に応答して開口する.植物は気孔を介して大気からCO2を体内に取り込み,光合成の炭素源として利用する.これまでに,気孔孔辺細胞の浸透圧が光に応答して増加し,それに伴い細胞が膨張変形して気孔が開口することが知られている.また,孔辺細胞の浸透圧を調節する物質として,主にカリウムイオン(K+)の貢献が明らかにされてきた.ところが,最近筆者らはシロイヌナズナを用いた遺伝学的な研究から,孔辺細胞のマグネシウムイオン(Mg2+)輸送も気孔開口に重要であることを見出した.本稿では,この新たなトピックを取り上げ,気孔開口を仲介するイオン輸送について概説する.
Source: KAGAKU TO SEIBUTSU
Author: Shin-ichiro INOUE
Institution: Saitama University
Language: English
Subfield: Plant Science
Domain: Life Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4414639778
