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上腕骨通顆骨折術後に正中神経麻痺が遷延した1例

Year: 2025
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 【症例】73歳女性.転倒し,左上腕骨通顆骨折(AO:13C1)を認め,全身麻酔下に腹臥位でparatricipital approachによる内側,外側プレート固定を行った.術後より正中神経麻痺を呈し,術中圧迫による影響と考え経過観察していたが徐々に症状は増悪した.単純X線像で術前には認めなかった小骨片の前方転位,左手内筋麻痺,神経伝導速度検査で小骨片より近位部で正中神経の振幅の消失を認めた.以上より,術中に転位した小骨片が正中神経を圧迫していると考え,伝達麻酔下に骨片除去及び正中神経剥離術を行った.術中所見として,上腕二頭筋を貫いた小骨片による正中神経の圧迫と,その周囲の瘢痕化を認めた.術後3週で正中神経領域の感覚障害は改善した.【考察・結語】本症例は駆血帯や術中体位の圧迫により,正中神経麻痺が起きたと考えたため原因究明が遅れた.術後の神経障害を認めた場合は,術中圧迫以外の可能性も考慮し,経過を見る必要があると考える.
Language: English
Field: Medicine
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4415975017
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Cites: 4
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