Year: 2025
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 26歳の女性で,高校生の頃から誘因なく間欠的な左肩痛があり近医治療歴を有していた.2年前より疼痛が再燃し,保存療法に抵抗性のため精査加療目的に当院紹介となった.左肩に可動時痛を認めるも可動域制限はなかった.単純X線とCTでは骨頭関節面に骨透亮像と嚢胞様の変化を認め,MRIでは関節内と上腕二頭筋長頭腱に沿って著明な滑膜増生がみられた.血液検査では炎症反応は陰性でリウマチ反応もみられなかった.診断と治療を目的に手術を行った.関節内は鏡視下に,関節外は直視下に滑膜切除を行った.術中所見では褐色の滑膜増生がみられ,採取した病理検体で色素性絨毛結節性滑膜炎の診断が得られた.術後1年で疼痛はほぼ消失し,MRIで滑膜炎の再発は認めなかった.色素性絨毛結節性滑膜炎は肩関節に発生することは稀で,さらに若年者の報告は非常に少ないため術前診断が困難であった.再発に関しては今後も注意深い経過観察が必要である.
Source: Orthopedics & Traumatology
Language: English
Subfield: Rheumatology
Field: Medicine
Domain: Health Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4415975028
