Year: 2025
Type: article
Abstract: 勤務間インターバルとは,1日の勤務終了時刻から翌日の始業時刻までの間隔のことをいい,勤務間インターバル制度は企業が労働者に一定時間以上の勤務間インターバルを設ける制度(努力義務)のことをいう.本稿では,勤務間インターバル制度の利点と課題について報告した.勤務間インターバル制度の利点として,制度により勤務間インターバルを確保できれば,労働者の健康確保だけでなく,安全や生産性の向上にもつながる可能性があることを,先行研究をもとに示した.一方,勤務間インターバル制度の課題として,同制度により勤務間インターバルの量は保証されても,質や規則性は保証されない点について報告した.例えば,勤務間インターバルの質については,勤務間インターバル中の睡眠時間が短ければ健康や生産性に悪影響が生じること,勤務間インターバル中の仕事の連絡が労働者の健康に悪影響を及ぼすことなどを紹介した.規則性については,不規則な勤務間インターバルが不規則な睡眠につながることを紹介した.以上のことから,勤務間インターバル制度をただ導入するだけでなく,制度の利点と課題を把握し,適切な休息を取ることが,労働者の健康や安全,さらに生産性の向上につながると考えられる.
Author: Hiroki IKEDA
Language: English
Subfield: Experimental and Cognitive Psychology
Field: Psychology
Domain: Social Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W4416304542
