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ハムスター咬傷を契機としたKounis症候群の1例(A case of Kounis syndrome induced by hamster bite)

Year: 2025
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 要旨 【背景】 Kounis症候群はアレルギー反応で急性冠症候群を来す稀な疾患である。その誘因として昆虫刺傷や薬剤がほとんどであり,哺乳類咬傷での報告はない。今回,ハムスター咬傷を契機に発症した症例を経験し,本症例の誘因,診断に示唆を与えるため報告する。 【症例】 健康な30歳代の男性が卒倒して意識障害の情報でドクターカー出動となり,患者接触前にハムスター咬傷後に卒倒したことが判明した。接触時は血圧147/90mmHg,全身発汗があり,意識レベルがE1V1M1,酸素飽和度60%台であった。皮疹はなく換気抵抗もなかったためアナフィラキシーおよびくも膜下出血の可能性を考慮して病院前で気管挿管・アドレナリン投与は行わず,バックバルブマスク換気で自院へ搬送した。病着後に頭蓋内出血を否定し,アドレナリン投与で全身発汗・意識障害は改善した。しかし血圧低値は遷延し,グルカゴン投与後に気管挿管した。胸痛症状や心臓超音波検査で異常はなかったが,心電図でST上昇を認め,経過からKounis症候群を発症したと考えられた。若年者で既往歴もなかったため血管造影検査は行わずICU入室となった。入室翌日にはST変化は改善し,胸痛症状もなく抜管して3日目に退院した。 【結語】 哺乳類咬傷でもKounis症候群を発症しうることを啓発するとともに,重症アナフィラキシー症例ではKounis症候群の合併を考慮して対応すべきである。
Language: English
Field: Medicine
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W4416975512
FWCI:
Cites: 10
Cited by:
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