Water chemistry management for enhancing safety and availability in BWR plants (1)
Year: 2026
Type: article
Abstract: 沸騰水型原子炉(BWR)の運転年数が増大するにつれ,BWR一次冷却系の構造材料の劣化事象が顕在化してきている。特に,ステンレス鋼またはニッケル基合金の粒界型応力腐食割れ(IGSCC)は,一次系バウンダリの損傷を引き起こす事象を生じる場合もあり,高経年化プラントの材料損傷モードとしては極めて重要である。水素注入はBWR給水系から微量の水素を注入し,炉内の水の放射線分解で発生する酸化性の放射線分解生成物濃度を低減させてIGSCC発生・進展を抑制する技術である。その効果を適切に評価するためには,BWR一次冷却系内における放射線分解生成物濃度を定量的に評価する必要がある。さらに,IGSCC発生・進展のより直接的な指標として材料の腐食電位(ECP)があり,放射線分解生成物濃度から腐食電位を評価する手法が取り入れられている。また,近年は水素注入に加えて,新たな腐食環境緩和技術が開発され実機適用に至っている。本稿では,環境緩和技術としてまず水素注入技術を取り上げ,その適用の意義については述べるとともに,実機への適用実績と課題を提示する。さらに,国内外での環境緩和技術の適用状況と関連する規格基準の制定状況,海外でのインスペクションリリーフに向けての取り組み,再稼働後の国内プラントへの適用上の課題について述べる。
Authors: Junichi Takagi, Seiji Yamamoto
Language: English
Subfield: Metals and Alloys
Field: Materials Science
Domain: Physical Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W7120182525
