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発語困難を伴う線維束攣縮を来したアセタミプリド急性中毒の1例(A case of acute acetamiprid poisoning presenting with fasciculations causing dysarthria)

Year: 2026
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 要旨 【背景】 アセタミプリドはネオニコチノイドの一種で,ニコチン性アセチルコリン受容体(以下,nAChR)に対するアゴニスト作用を有する殺虫剤である。昆虫のnAChRへの選択性が高く安全性の高い殺虫剤として流通が拡大してきたが,高用量暴露時には哺乳類に対しても毒性を示す。今回我々はアセタミプリドによる急性中毒の1例を経験した。 【症例】 患者は88歳の男性で心アミロイドーシスとうつ病の既往があった。意図的にアセタミプリド製剤(アセタミプリドとして20g)を経口摂取し,約10時間後に当院へ搬送された。来院時現症はGCSでE4V4M6,血圧112/79mmHg,心拍数は100/分の不整で心電図上は心房細動を認めた。SpO 2 96%(O 2 3L/min),瞳孔径は両側3mm,対光反射は保たれており,顔面の発汗と口腔内の乾燥および全身に線維束攣縮を認めた。線維束攣縮は特に眼輪筋と口輪筋で高度であった。同症状は摂取24時間後まで増悪し発語も困難となったが,36時間後に発語が可能となり,72時間後には消失した。本例は中毒症状の改善後,入院5日目に心原性脳塞栓症を発症し入院20日目に死亡した。 【結語】 ネオニコチノイドによる急性中毒は中枢神経症状や呼吸器症状,循環器症状,消化器症状など多彩な症状の報告があるが,線維束攣縮を主症状とする報告は少なく貴重な症例と考えられたため報告する。
Language: English
Field: Medicine
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W7127083855
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Cites: 6
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