Work

α-Pinene in Pines and Attempts to Attract Monochamus alternatus (Coleoptera; Cerambycidae)

Year: 2026
Type: article
Abstract: 近年,東北地方においてマツ材線虫病の被害は増加傾向にあり,山形県においても有効かつ効率的な被害対策が進められている。しかし,被害の終息には至ってはおらず,これまでとは異なる防除手法の検討が必要である。マツノマダラカミキリはα-pineneに誘引されることは知られていたが,α-pineneの光学異性体間の活性の違いや,マツノマダラカミキリの交尾前後で誘引活性が異なるかは未解明な点が多い。そのため,α-pineneの光学異性体それぞれの誘引活性を野外のトラップ試験と室内試験を通じて検討した。野外トラップ調査ではマツノマダラカミキリはラセミ体(±)で2個体のみ捕獲された。また,室内試験ではマツノマダラカミキリの交尾後のメスは(−)-α-pineneに有意に誘引された。材線虫抵抗性選抜系統と海岸林の非選抜のクロマツの葉に含まれるα-pineneの光学異性体比を分析したところ,抵抗性クロマツでは非選抜のものと比較して(−)-α-pineneの比率が低い個体が多く確認された。材線虫抵抗性を目的とした育種で選抜されたクロマツの系統のうち(−)-α-pineneの比率が低い個体は,交尾後のマツノマダラカミキリのメスの誘引を抑制することが示唆された。
Language: English
Subfield: Ecology
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W7170816037
FWCI:
Cites: 10
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