Work

Photochemical Behavior of Fe(II) in Coastal Seawater around Okinawa Island by HPLC with a Ferrozine Reagent

Year: 2005
Type: article
Abstract: 沖縄島沿岸海水中の全溶存鉄濃度{Fe(II)+Fe(III)}と光化学によるFe(II) 生成についてFerrozine(FZ)試薬を用いて調べた.全溶存鉄濃度は,河川水の影響が大きい場所で最も高く,赤土土壌に汚染された海域では,清浄な海域よりも高かった.Fe(II) は,FZ試薬を用いた高速液体クロマトグラフィー(FZ-HPLC)法で調べた.既存のFZ-HPLC法を改良し,機器及び接続部にPoly Ether Ether Ketone(PEEK)樹脂を用いることで,計測機器からの汚染を抑えた.光照射実験の結果,Fe(II) の挙動は,3タイプに大別できた.Type Aは光照射時間にかかわらずFe(II) 濃度の変化が見られないタイプ,Type BはFe(II) 濃度が光照射直後増加するが,その後やや減少するタイプ,Type CはFe(II) 濃度が光照射時間とともに増加し,一定になるタイプである.Fe(II) の挙動は,Fe(III) 濃度,溶存有機物量,塩分などが影響していることが示唆された.また,光照射開始時点でFe(II) 濃度がゼロでなかったことから,沿岸海水中には溶存酸素や過酸化水素などに酸化されにくいFe(II) 化学種が存在することが明らかになった.
Language: English
Subfield: Oceanography
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W2004377866
FWCI: 0.732
Cites: 25
Cited by: 11
Related to: 10