Year: 2013
Type: article
Abstract: リサイクル樹脂はバージン品と比較して,物性値が劣ることが知られている.従来,この原因は化学劣化によるものと考えられてきた.しかしながら,最近筆者らは,プレコンシューマポリプロピレンが分子物性的に化学劣化していないにも関わらず,成形品の内部構造が大きく異なり,薄膜物性が劣ることを見いだした.また,DSCや紫外線劣化のプロファイルから,この内部構造が成形時に生成したせん断誘起結晶化の影響であり,その結果としてグレイン間を結ぶ接合維持分子の数が減少していると仮定することで,この力学的な物性低下の原因が説明できることを明らかにした.一方これらの結果は物理的な処理により接合分子数を増加させることでリサイクルポリマーの力学特性や劣化特性を改善できる可能性があることを示唆している.今回筆者らはこのプレコンシューマポリプロピレンに対し,種々の熱的な処理を施すことで,バージン品類似の物性値を引き出すことができることを見いだした.これはリサイクル樹脂の高度再処理方法として,有望であると考えられる.
Source: KOBUNSHI RONBUNSHU
DOI: 10.1295/koron.70.712
Authors: Aya TOMINAGA, Hiroshi SEKIGUCHI, Ryoko NAKANO, Shigeru YAO, Eiichi TAKATORI
Institutions: Fukuoka University, Tosoh (Japan)
Language: English
Subfield: Polymers and Plastics
Field: Materials Science
Domain: Physical Sciences
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W2332996783
