Work

Urinary Tract Infection in Kidney Transplant Recipients Treated With Ciclosporin

Year: 1988
Type: article
Abstract: Ciclosporinを使用した腎移植187例を対象として, 術後1ヵ月間の尿路感染症につき検討を加えた. コントロールとしてazathioprineを主体とする免疫抑制剤を用いた76例を使用した. 尿路感染症の発生頻度はazathioprine群で64.5%, ciclosporin群で63.6%であり, 両群間に有意差を認めなかった. 分離された起炎菌は両群ともほぼ同じ菌であり, Serratia marcescens, Enterococcus sp., Enterobacter cloacae, E. coliなどであった. 起炎菌が Streptococcus faecalisであったものは, 他の菌に比べ急性拒絶反応の合併頻度が高かった. Ciclosporin群を尿路感染群と非尿路感染群に分けて検討を加えると, 尿路感染群では, (1)尿道カテーテル留置期間が有意に長い, (2)生体腎移植症例の占める割合が多い, (3)ciclosporin trough serum levelが有意に高値であった. (1), (2)は基本的には尿道留置カテーテルが原因と考えられた. つまり, 死体腎移植では急性尿細管壊死に伴ない無尿となる症例が多く, 尿道留置バルーンカテーテルは術後1~2日で抜去するため尿路感染症が少ないと思われた. (3)についてはciclosporin trough serum levelが高値となり, over immunosuppressionとなることにより感染防御能が低下することが原因と考えられた. 症候性尿路感染症はciclosporin群187例中15例に延べ17回みられ, 急性前立腺炎が8回, 47.6%を占めたことが注目された. また発症時の平均ciclosporin trough serum levelが303.4±172.2ng/mlと高値を示したことからciclosporin trough serum levelが高値にならないようコントロールすることは, 症候性尿路感染症の予防上重要なことと考えられた.
Language: English
Subfield: Epidemiology
Field: Medicine
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W2472500147
FWCI:
Cites: 13
Cited by: 1
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