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Untitled

Year: 1980
Type: article
Abstract: ポリエン抗生物質のアムホテリシンBとそのメチルエステルについて, 膜に対する作用を吸収スペクトル, グルコースの透過性およびスピンラベル法で調べ, 両者の作用の比較検討をおこなつた. 人工膜として, 卵黄レシチン, 卵黄レシチン/コレステロールおよび卵黄レシチン/エルゴステロールのリポソームを用いた. アムホテリシンBの吸収スペクトルはメチルエステル化によつては変化せず, ステロールを含む人工膜との相互作用によつて変化が観察された. アムホテリシンBメチルエステルでは卵黄レシチンのみの人工膜でも吸収スペクトルに変化が見られた. アムホテリシンの添加によつてリポソームから37℃, 30分間に遊出されるグルコース量は, 卵黄レシチン/コレステロール系では両アムホテリシンでほぼ等しいが, 卵黄レシチン/エルゴステロール系では, メチルエステル型の方がはるかに高い遊出率を示した. この傾向は卵黄レシチン・リポソームでも観察された. ステアリン酸スピンプローブで測定した膜の流動性は, 卵黄レシチン膜とレシチン/コレステロール膜では, 両アムホテリシンによつてほぼ等しく減少したのに対して, 卵黄レシチン/エルゴステロール膜ではメチルエステル型による減少が顕著であつた. 以上の結果から, アムホテリシンBはメチルエステル化によつてエルゴステロールを含む膜に対して強い相互作用を示すことが明らかにされた.
Institution: Gifu University
Language: Japanese
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W2514768136
FWCI: 0.151
Cites: 21
Cited by: 1
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