Work

Multimodal laboratory tests for angioimmunoblastic T-cell lymphoma using multicolor flow cytometry and polymerase chain reaction-based assays

Year: 2018
Type: article
Abstract: 血管免疫芽球性T 細胞リンパ腫(AITL) は,多彩な反応性細胞を認め腫瘍細胞が少ない症例が多いことから,病理組織検査においてはホジキンリンパ腫や反応性病変との鑑別がしばしば困難である.AITL の細胞起源は,近年の研究によって濾胞ヘルパーT 細胞(TFH) であることが明らかになり,TFH 細胞関連リンパ腫にはRHOAG17V 遺伝子変異が高頻度に認められることも明らかになった.今回我々は,AITL の5 症例から得られた臨床材料を用いて,マルチカラー・フローサイトメトリー(FCM) とポリメラーゼ連鎖反応(PCR) を駆使した多面的な解析を行い,AITL の補助診断システムの構築を試みた.先ず,FCM による 腫瘍細胞の異常抗原の特徴として,CD3 の欠損もしくは発現強度が非腫瘍性の対照細胞に比べて減弱する異常を5 症例全てに認めた.CD10 は,生検リンパ節を材料とした4 症例全てに発現を認めたが,その発現は一部の腫瘍細胞に限られる症例もあった.これらの発現異常を含めた10 色の抗体パネルによるマルチカラーFCM によって,全ての症例で腫瘍性の異常T 細胞分画を認め,その割合は2 ~ 41% であった.次にRHOAG17V 変異の検出を目的として,PCR 法を用いた3 つの検査法を開発し5 症例の臨床材料に応用した.その結果,allele-specific (AS)-PCR 法では0.1% に相当するRHOAG17V 変異遺伝子の検出が可能であった.この高感度なAS-PCR 法による解析により,4 症例はRHOAG17V 変異陽性,残りの1 症例は変異陰性であることが明らかになった.以上から,AITL を含むTFH 細胞関連リンパ腫の補助診断システムとして,マルチカラーFCM による腫瘍細胞の定量的な解析と,AS-PCR 法による高感度なRHOAG17V 突変異解析を組み合せて実施することが重要であると考えられた.
Institution: Tenri Hospital
Language: English
Field: Medicine
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W2905856467
FWCI: 0.234
Cites: 19
Cited by: 2
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