Year: 1984
Type: article
Abstract: ritodrine hydrochloride(ritodrine)は産科領域における早産期の防止を目的に開発されたadrenergic β-stimulantである.今回,ritodrineの骨格筋運動系ならびに中枢神経系に及ぼす作用をisoxsuprine hydrochloride(isoxsuprine)と比較検討し以下の結果を得た.マウス,ラットあるいはイヌの一般行動に対してritodrineは軽度の鎮静と自発運動の抑制を示した.また,イヌにおいては摂水行動の増大と嘔吐が認められたが,3~5時間で回復した.isoxsuprineもほぼ同様の作用を示したが,ritodrineよりもその作用は強力であった.ritodrineは高用量で探索行動を軽度抑制したが情動行動には影響は認められなかった.条件回避反応,振せん,協調運動,チオペンタール誘発睡眠に対しても作用は認められず抗痙攣作用も認められなかった.isoxsuprineの高用量では骨格筋運動系に対する抑制効果が明らかに認められた.ritodrineは単独作用として体温の上昇とreserpine拮抗作用が認められた.また脳波に対しては,自発脳波を軽度徐波化する傾向を示したが,各種の覚醒反応に対しては単回ならびに連続投与ともに何ら作用を示さなかった.以上の結果より,ritodr三neは骨格筋運動系ならびに中枢神経系には著明な作用を及ぼさないものと考察した.
Source: Folia Pharmacologica Japonica
DOI: 10.1254/fpj.84.311
Authors: Shigeru IKEDA, Tsutomu TSUKAMOTO
Institution: Kissei Pharmaceutical (Japan)
Language: Japanese
Subfield: Cellular and Molecular Neuroscience
Field: Neuroscience
Domain: Life Sciences
Open Access status: bronze
OpenAlex ID: W4241967787
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