Year: 2006
Type: article
Study design: Case Report
Abstract: 背景.悪性腫瘍随伴網膜症(cancer-associated retinopathy:CAR)は腫瘍随伴神経症の一つで上皮由来の悪性腫瘍,特に肺小細胞癌への合併が多く報告されている.我々は肺小細胞癌に合併し,血清抗recoverin抗体は陰性であったが,腫瘍組織においてrecoverin抗原を証明した稀なCARの1例を経験した.症例.77歳,男性.2003年6月より視力障害を認め,網膜電図による網膜電位の低下と,多局所網膜機能解析による網膜全般にわたる著しい電位低下を認めたため,CARが疑われた.全身検索によって右肺下葉の腫瘤影と縦隔リンパ節腫脹が認められ,縦隔リンパ節生検により限局期小細胞肺癌と診断された.血清抗recoverin抗体は陰性であったが,縦隔リンパ節腫瘍組織の免疫染色によってrecoverin抗原が証明された.その後,carboplatin+etoposideによる化学療法および遂時胸部照射を施行し,完全寛解を得たが,視力の改善は認めなかった.結論.CARが疑われ,血清抗recoverin抗体が陰性の場合には,肺癌組織の免疫組織化学的検討によるrecoverin抗原の証明がCAR診断の一助となると考えられた.
Source: Haigan
Language: English
Topic: Lung Cancer Research Studies
Subfield: Oncology
Field: Medicine
Domain: Health Sciences
Open Access status: diamond
OpenAlex ID: W47706141
